追悼：さようなら、ディエゴ。

サッカー界のレジェンド、私（茂見）のスパースター、ディエゴ・アルマンド・マラドーナが亡くなりました。

私たちの世代でサッカーをしているものは、知らない人はいないでしょう。

そして、あんな風にボールを扱えたらと、憧れた人ばかりでしょう。

スペインW杯での腹蹴り退場、メキシコW杯の「神の手ゴール」「５人抜きゴール」そして優勝、イタリアW杯準優勝、極めつけはアメリカW杯でのドーピング。（私はアメリカW杯のマラドーナが集大成だと思っています）

良くも悪くも、期待も失望もさせてくれる選手でした。

試合をひっくり返せる選手はいますが、一瞬で試合をひっくり返せる選手はこの先も現れないでしょう。

ピッチの内外で話題を振りまき、やんちゃもし、サッカーの神様ペレに「ペレは引っ込め」と毒を吐き、唯我独尊でしたね。それでもあなたはチームを勝たせることが出来た。まさにサッカーそのものでした。

移籍金がこんなに高くなったのも、あなたのせいでしょう。当時２０億だなんてとんでもない金額です。

現レアルの監督ジダンは、「私がやってきたすべてのプレーをマラドーナは、サッカーボールじゃなくオレンジで出来る。」とまで言っています。

今でもマラドーナが試合に出ると聞けば、お金を払ってでも見に行きたい。そう思わせる選手です。

あなたの話を書けば、２日ぐらいかかってしまう程、話題には事欠きませんが、お別れにします。

本当に残念で仕方がありません。

あなたが居なくなったサッカー界はとても寂しいですが、それでもサッカーは前に進みます。

あなたの華やかなプレーを礎に。